Research 研究開発
Research 研究開発
食品成分間のシナジー効果
を解明し
エビデンス
を積み重ねていく
食品は元来、生体調節機能を持つ複合成分から構成されているため、機能性食品の開発には、食品成分間のシナジー効果(相乗効果)を科学的に解明する必要があります。当社では、薬学、農学、理学などの幅広い分野について、北海道大学や道立食品加工研究センター、医療ベンチャーの研究者といったスペシャリストを顧問団として招き、大学や試験機関等との連携を通して、素材や製品の研究開発を実施しエビデンスを積み重ねています。また、その一方で、常識にとらわれない自由な発想で研究開発に取り組んでおります。
燻味焙煎法
ヤーコンの葉や茎には多くのポリフェノールが含まれており、抗酸化作用等の保健作用がある一方、強い苦みや渋みがあるため健康茶の原料としての活用は、焙煎による風味の改善が必要でした。しかし、ヤーコン茎葉に含まれるポリフェノールやその配糖体は、焙煎の温度や焙煎時間によってその組成が大きく変化し、結果的に得られる保健作用も変化することがわかりました。 そこで、さまざまな焙煎条件を検討することで、条件ごとの総ポリフェノール量や抗酸化作用の変化を検証し、保健機能を損なうことなく風味を改善する焙煎方法『薫味焙煎法』を確立しました。 この製法確立によって、弊社では北海道産のヤーコン茎葉だけを原料としながらも、風味良く健康に役立つヤーコン茶を商品化しています。
燻味焙煎法
ヤーコンとは?
ヤーコンは南米アンデス高地原産のキク科の多年草で、歴史が古く、インカ帝国の時代から栽培されていました。生育すると葉丈は1m~2mにもなり、ヒマワリに似た大きな葉と茎をたくわえます。そして地中には、サツマイモに似た塊根を形成します。これが食用になるのです。ヤーコンの最も大きな特徴は、塊根部に極めて多くのフラクトオリゴ糖を含んでいることです。収穫直後のヤーコンは生重量の約7~9%のオリゴ糖を含んでいます。多量にオリゴ糖を含んでいると言われてきたゴボウでも3.6%ですから、ヤーコンのオリゴ糖含有量は群を抜いています。また、ヤーコンにはポリフェノールも非常に豊富に含まれています。可食部100gあたりに203mgものポリフェノールが含まれており、この量はポリフェノールが豊富であると話題になった赤ワインと同程度です。他にもミネラルとしては可食部100gあたり、カリウム344mg、カルシウム12mg、マグネシウム11mg、鉄0.2mgを含んでおり、他にもアスパラギン酸等のアミノ酸や、ビタミンA、B1、B2、Cなども含んでいる栄養学的にも魅力的な野菜です。
近年では葉の持つ健康機能についても研究が進められ、注目されている健康野菜です。
ヤーコンの葉には、カテキン、テルペン、フラボノイド配糖体などの生理活性物質の他に、ビタミンA、B1、B2、C、そしてカルシウム、カリウムが豊富に含まれています。
成 分 | 含有量 |
---|---|
タンパク質 | 12.8g |
脂質 | 2.9g |
糖質 | 36.8g |
繊維 | 18.3g |
タンニン | 2.99g |
ナトリウム | 10.7mg |
カリウム | 4970mg |
カルシウム | 905mg |
マグネシウム | 661mg |
鉄 | 24.5mg |
亜鉛 | 30.7mg |
ヤーコン茶葉の機能性と特徴
原産地(南米アンデス地方)では民間療法的にハーブ茶として親しまれています。
⇒糖尿病や高血圧に効果があると広く活用
●ヤーコンポリフェノールカフェ酸:抗酸化活性
●ジカフェオイルキナ酸等: 血糖上昇抑制効果
ヤーコン茶葉「燻味焙煎法」
平成14年度 北海道経済産業局 「創造技術研究開発事業」
『ヤーコン茶製造における呈味改善及び抗動脈硬化賦活化の技術を開発』
独自の『燻味焙煎製法』の確立によって、ヤーコン葉ポリフェノールを損なうことなく、香ばしくてまろやか、そして健康に良いヤーコン茶が誕生しました。
また、抗酸化作用による抗動脈硬化作用の検証と安全性の確認を実施。
ヤーコンの血糖上昇抑制効果 検証試験(ショ糖経口負荷試験)
健常人ボランティアによる糖負荷試験
健常人ボランティア19人に、ヤーコン葉の抽出エキスを配合したお茶を飲ませて、ショ糖75gを負荷した時の血糖上昇分を測定。ヤーコン葉のエキスを配合したお茶を飲んだ時の方が、血糖の上昇は抑制されています。
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