株式会社北海道バイオインダストリー

Material 開発素材

安全安心、北海道産
農水産品活用の開発素材・バイオマス資源

北海道の恵まれた農水産物が持つ「美味しさ」、「栄養」、「健康成分」を最大限に引き出すための加工技術の研究開発に取り組んでいます。食品加工時の刻み、加熱などの工程は食品原料に含まれる成分に変化をもたらします。その成分変化を合理的に制御する独自製法『BRC（Bio Rational Control）製法』によって、素材ごとに目的とする成分を得るための最適化を追求しています。また、一方で資源の有効活用と循環をテーマに、未利用資源の有効活用にも積極的に取り組んでいます。これまで規格外や食品加工に伴う残さ、非食用部分として廃棄されていた農水産資源を、食品原料として有効活用するための加工方法を一から検討し、安全性や品質に優れた食品原料としての規格化に取り組むことで、限りある資源を無駄にすることの無いように努めて参ります。

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ＢＲＣオニオン（ペーストタイプ）

名称

タマネギ加工品

特徴【特許技術活用】

北海道の北空知・北見地方産の厳選タマネギを使用しています。
独自のＢＲＣ製法（ネギ属植物処理物）で健康成分「DPTS（ジプロピルトリスルフィド）」を増加。
※ネギ属植物処理物（特許第3725079号）
DPTSは抗酸化作用を有する含硫化合物で、もともとタマネギに含まれている成分ではなく、特定の条件下で加工した際に生成される二次代謝産物です。そのため、通常のペースト、ソテーにはほとんど含まれていない貴重な成分です。

製品には従来のペースト、ソテーと比較して5倍〜15倍以上のDPTSが含まれています。DPTSは、ネギ属植物に含まれる他の含硫化合物と比べ、学習記憶障害改善作用が高く、脳内の記憶をつかさどる海馬部分の酸化を抑制することが確認されています。※記憶障害改善作用を有する組成物（特許第4139677号）

ペーストの加工度（水分歩留まり）は、ご要望に合わせて独自規格の製品製造が可能です。また、ペーストタイプ以外にダイスカットタイプのものも用意しており、ダイスカットの大きさの調整も可能です。

弊社商品の製造に活用している製法特許BRC製法（特許第3725079号「ネギ属植物処理物」）は、 2022年1月21日をもちまして特許期間満了となりました。
タマネギの辛味成分を美味しさや健康に役立つ成分へと変化させる画期的な製法であるBRC製法は、引き続き弊社のタマネギ製品加工に活用してまいります。

ＢＲＣオニオンペーストと生体調節機能

血液流動性の改善作用

20代〜50代の男性9名、女性11名（計20名）に「BRCオニオンペースト90」を1日1回50ｇ、夕食後に2週間連続で摂取した際の血液流動性の変化を検証しました。血液流動性の評価はMC-FANを用いて実施し、採血した血液の通過時間を測定しました。MC-FANによる血液通過時間について、摂取1週間及び2週間目の通過時間が有意に短縮された被験者を「効果大」、短縮傾向が見られたものの変化が誤差の域を超えなかった被験者を「効果小」とすると、効果大は46％に達しました。
※試験機関：(株)新薬開発研究所（北海道恵庭市）

血液成分の改善作用

上記の血液流動性試験の被験者から採血した血液を用いて、血液検査及び血液生化学的検査を行い、血液成分に対する「BRCオニオンペースト90」の効果を検証しました。

【検査項目】

血液学的検査（WBC , RBC , Hb , Ht , Plt）
血液生化学的検査（T-Cho , LDL-Cho , HDL-Cho , TG , GOT , GPT , LDH , ALP , γ-GTP , T-Bi , D-Bil , Na , K , CL , BUN , Crea , UA, T-Protein , ALB , Ca , IP , FBS , IRI）

その結果、中性脂肪については摂取１週間目より低下し、２週目にはさらに低下したことから、中性脂肪の改善が期待できるものと考えられます。また、総コレステロール、HDL-コレステロールおよびLDL-コレステロールについては、有意差は出なかったものの改善傾向が確認されました。

※試験機関：(株)新薬開発研究所（北海道恵庭市）