従来の食生活で消臭剤としてはフラボノイドが、植物由来の天然消臭剤としてはニンジンの緑葉乾燥粉末が知られていました。ニンジンの緑葉乾燥粉末は、ニンニク臭やタマネギ臭などのにおい成分である揮発性含硫化合物ジスルフィド類に対する効果は十分とはいいがたいものでした。
そこで北海道に自生する植物の消臭効果をスクリーニングし、アンモニア臭をはじめトリメチルアミン、ジスルフィドなどのにおいに対して優れた消臭効果のあったものについて、天然消臭剤としての活用方法を検討しました。中でも、血糖上昇抑制作用や優れた抗酸化作用を有する北方系機能性植物のヤーコンの葉に、高い消臭作用があることを確認し、多機能性天然消臭剤として活用しています。